研究がうまくいかない大学生・大学院生・研究者向け。
本記事では、研究がうまくいかない理由とその対策を理論的に説明します。
現在大手メーカーの研究職として働いていて、このブログで研究職としての働き方のノウハウを発信している僕の記事です。なのである程度信憑性高いです。
それでは、研究とはどういうものかという話から、うまくいかない理由ごとの対策を提案していきます。
自分のうまくいかない理由がわかっていれば、下の目次から飛んでください。
研究って?
まず研究ってどういうものかを解説します。
ある事柄とは言いましたが、範囲はものすごく広く、化学・工学・文学・理学・経営学などなど非常に多くの学問があり、挙げだしたらキリがないです。
更にそれぞれの学問から無数に枝分かれした専門分野で、必要にされそうなテーマを選定して研究するわけです。
この記事を見られている方もなにか研究テーマをお持ちで、知識のインプットやスキルの習得で日々忙しくされていると思います。
研究ってそもそも誰もわからないことを、論理的に仮説をたてて、ひとつひとつ実験して確認していくものです。
結果がでなくて当たり前、だけどそんなことは関係なく教授や上司からプレッシャーをかけられる。そんな非常に大変な仕事です。
理由と対策①:失敗する
それでは研究がうまくいかないときの理由とその対策を提案します。
まずひとつ目ですが、『失敗する』です。
研究をやってるうちは必ず通る道。間違いなく誰もが当たる壁みたいなものです。
さきほど説明しましたが、研究とはそもそも『誰もわからないこと』を明らかにすることです。
『誰もわからないこと』を仮説を複数たてて、論理的に検証・実験します。そしてひとつずつ確認して、ひとつの事実を明らかにする作業です。
なので失敗するのは当たり前なんです。でも人間って失敗することにストレスを感じます。
だから考え方を帰るべきだと僕は考えます。
失敗ではない、結果が出ないだけ。
結果が出なかっただけで、明らかにしたい事実には一歩近づいた。
そのように考え方を変えるだけで失敗をストレスに感じにくくなるかと思います。
理由と対策②:研究の目的を忘れている
2つ目は、『研究の目的を忘れている』です。
目的を忘れるわけないでしょ、って思う方多いと思います。
自分自身が気づかないうちに、目的を忘れた行動をとってることあるんです。
例えば、ある実験をしようと思って準備を進めていたらサンプル数が足りないことに気づいたけど、時間がないから進めた。
時間がないからしょうがなかった、ともっともらしい言い訳できますよね。
でも実はサンプル数足りないから結果見ても結論出せなくて、結局何も進まないんですよね。
ココがポイント
常に目的を意識した行動をとる
理由と対策③:研究内容が悪い
3つ目は『研究内容が悪い』です。
これは本人が悪いわけじゃないかもしれません。が、その研究を担当している以上、結果が出なかった場合ある程度の責任を取らなければならないです。
それではどう行動すれば良かったのか?
簡単です。
一旦そのテーマでやってみて、どう考えてもテーマが悪いからいい結果がでないとわからせてあげればいいんです。
早くやればやるほど良いと思います。
大学院生にしても、研究職で働いている人にしても、無駄なことに時間をかけるのは勿体なので、一刻も早く行動しましょう。
ココがポイント
無駄な研究だとわかったら、早く結果出してこれ以上無駄だとわからせよう
結論:研究がうまくいかないときはこの記事を読み直そう
研究ってそもそも失敗が当たり前です。
日本人は特に真面目な性格の人が多いので、失敗一つでも深刻に考えすぎて悪循環に入ることがあります。
研究は失敗していいんだ、失敗の積み重ねが成功への一歩です。
その研究の目的を忘れず、研究を楽しみましょう。